Orrefors stem glasses
私が小学生だった、とある年のクリスマスの日。
テレビを観ていたら、ワイングラスを響かせてクリスマスの曲を奏でる中継が映し出されていました。
そのままうっとり見とれていた私は、曲が終わるとワイングラスを出して欲しいと側で一緒にテレビを観ていた父にお願い。
何も分からない父はグラスを出すと、私は中に水をいれ、淵をこするのですが・・・音は出ず。
状況を把握した父は、「指を濡らさないと音が出ないんだよ」とアドバイスしてくれ、その通りにしても・・・やっぱり音は出ず。
ちょっと困った顔をした父は、座りなおし、「いいか、retrojunkie、うちのワインガラスはな、そんなに”いいもの”ではないんだ。ああいうのに使うワインガラスはとっても薄くて、値段も張るものなんだ」と告白してくれました。
台所でクリスマスの夕食の準備をしているフリをして側耳を立てていた母は、冷蔵庫の陰でエプロンの端を握り締めて涙をこらえていたのでした・・・


・・・というのはちょっと大げさな脚色でしたが。
実際は、父が告白してくれたのに対して私は「ふ~ん」と反応。
「お母さ~ん、今日はから揚げじゃないよね?」と普通の会話に戻ったのです。
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e0049603_1517495.jpgそんな切なく甘酸っぱい思い出を時と国を超えて思い出させてくれた、このグラス。
スウェーデンのOrreforsのものです。
淡いグレーに銀縁がいい感じ。
洗っている最中、きれいな音がするので、シンク脇に置いて淵を擦ると、うるさいくらいに大きな音が家中に響き渡りました。とても素敵な音色です。ああ、あの時出せなかったのはこの音なんだと感動しました。


e0049603_15191062.jpg15脚、一脚1ドル位だったような気がします。
白、赤ワイン、シャンペングラスがいろいろ。
まだシールが付いたままのものもあるのですが、これがなくなるとどこのものか分からなくなるので、シールがはがれているのを普段使いにしたいと思います。
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by retrojunkie | 2009-01-23 11:28 | Scandinavian
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