Guide to Easier Living
e0049603_1239827.jpg2003年に再版されたラッセルライトの本。ほとんど編集も改訂もされていない、原文をそのまま再版したものです。
最初は図書館でどんなものか試しに読んでみようと借りました。

日本で言うと昔の”暮らしの手帖”のような、今の人は使わないような書き言葉でつづられています。

そして、ちょっと私の思い込みだったのですが、彼とその妻であるMaryのデザインに対する姿勢というか、バウハウスのデザインから流れてシンプルモダンなミッドセンチュリーのデザインをどう書き綴ってくれるかと思いきや、実際は日々の生活をどう過ごすかについてのノウハウ本です。

きっとあの時代にこの本は右も左も分からないホヤホヤの新婦さんに贈られたのでしょうね。日々のおもてなしから、家具の選び方、その素材別の長所短所や配置の仕方、お掃除の仕方からその掃除道具の種類まで、姑の代わりにそれはもう事細かに伝授してくれます。
今の人だったらおおよそ常識で知っていそうなものばかりですが、これが出された時代背景を思うと、花嫁にぜひ持たせたいバイブルだったんでしょう。

ところで、彼らは、それまでの繊細な飾りが施された重厚な工芸家具やロココ調の家具は掃除が大変だから、ミッドセンチュリーにの特徴でもある直線的な装飾のほとんどない家具にするとお掃除がとっても楽ですと唱えている・・・
私としてはインテリアや家具については、それらしい仰々しい説明が欲しかったのですが、まあ、意外とデザインのきっかけなんてそんなものなのかもしれません。

「リビングでくつろぐとき、足をコーヒーテーブルに乗せるのはお行儀も悪く見かけも好ましくありません。オットマンを使うといいでしょう」と書いてあるのに表紙の奥さんは思い切り足を乗せているのも笑えます。

最初は姑目線の書き方にちょっとムッとしたのですが、なんだかそれがおせっかいおばあさんのアドバイスみたいに滑稽ながらも快感に変わり、図書館に返すのも惜しくなったので自分用に新たに購入。
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by retrojunkie | 2006-06-19 13:44 | 現行品
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