::21::Where children sleeps
e0049603_9112552.jpg子供達の寝室と題されたこの本、単純にステキな子供部屋のインテリアの本だと思ってウキウキしながら開いてショックでした。

片方には戦争を逃れて、命からがら逃げてきた先で親を失って孤児院で過ごす子の”部屋”、
もう片方は将来のエリート養成の進学校に通いながら、目標が高い、なにも不自由のない子供の”部屋”、

自分のおもちゃさえないほど貧しくても夢が大きい子、
また、物質的にとても恵まれているけれど、どこか子供らしさがない子。

世界中のさまざまなバックグラウンドを持った子供達の部屋を配置しています(日本人の子も)。
作者の意図が、見る側の不快感や違和感、憤りや批判を煽っているようにも見えて、2重にも3重にも、いろいろな角度から鑑賞できる本です。

これがそれぞれの子供達の”人生”なのだから、客観的に私達が外野で見て、「(いろいろな意味で)かわいそうだ」と解釈するのはどうだろう。「かわいそう」ってなんだろうと考えさせられます。

画面上の点を左右にスライドさせると文字が見えるように拡大できます。





この本(ネットで閲覧できる本)を記事にしようと思ったのが、去年の3月。
丁度アップしようとした時に3/11の地震があり、アップするタイミングが分からず、今までお蔵入りだった記事です。

追記:「この部屋の外で拳銃の撃ち合いがあろうが、テストで95点しかとれなくて親に大目玉食らおうが、親がラリッてて話にならないなんてことがあっても、世界中の子供達が毎晩安心して眠れるような安全な場所だけは確保してあげて欲しい」という願いがあるんじゃないかな・・・と私は思いたいです。
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by retrojunkie | 2012-05-16 09:10 | Books
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